富雄みらい倶楽部 発起人代表
大原和服専門学園 大原敏敬
富雄みらい倶楽部は、令和4年10月のコトクリエで開催された奈良市主催の共創セミナーで受講したメンバーから自然発生的に活動がはじまりました。
みなさんも同じ地域でどれだけの人をご存知でしょうか。同じマンションに住んでいても隣りの人がどんな人かよく知らないそのような方が多いのではないでしょうか。
我々富雄みらい倶楽部では、便利になりすぎたお互い知らない無縁社会から、地域の人々が新しい形で繋がる共創社会を目指して活動を始めました。
ちょうど富雄丸山古墳から蛇行剣と盾型銅鏡が出土しました。文献が残っていない空白の4世紀のもので、その当時では世界で類例のない高度な技術で作られた物です。
我々が活動を始めた時に、富雄丸山古墳に埋蔵された古代富雄に住んでいた被葬者から頑張れ!と励ましのエールをいただいたように感じています。
閉塞した今の時代に我々の活動から希望ある地域未来を創造し、未来を担う子供達が希望が持てる地域に色々な人や団体が繋がり、新しい奈良の未来を創造できればと思います。
是非、富雄みらい倶楽部の活動にご賛同いただける方は積極的にご協力よろしくお願い申し上げます。共に未来をおもしろくしていきましょう!
オブザーバー / サポート
奈良商工会議所
「みらい価値共創センター・コトクリエ」を出発点として発足した「富雄みらい倶楽部協議会」を、立ち上げからサポートいただき、現在も様々な課題において、当倶楽部の取り組みをサポートいただいております。地域活性化や課題解決は、住民だけでなく、個々の事業者や商店なども力を合わせて取り組んでいく必要があり、時には行政や企業などとの連携も必要となってまいります。そういった時にお力添えを頂けるパートナーとして、富雄みらい倶楽部が頼りにしています。
沿革とこれから
2020年から始まったコロナ禍により、富雄地域においても、様々な交流、取り組み、支援が縮小され、私たちは、「助成金やボランティアだけに頼る事」の限界を痛感しました。そんな中、2022年秋に、奈良市西九条町にある「みらい価値共創センター・コトクリエ」で開催された共創セミナーで、「共創」という考え方に触れた私たちは、商店街とか福祉などに枠にとらわていては駄目だ!との想いから、奈良商工会議所様やソーシャルサイエンスサボ様の助言を聴きながら、試行錯誤。少しずつ異業種のメンバーを増やしていきました。しかしメンバーが増えるにつれ、共創とはどういう組織であるべきか、どうすればメンバーが主体的にスムーズに活動できるか、住民の声や参画をどう促していけるか、軌道に乗るまでの資金はどうするのかなど、決めるべき事は様々あり、地域のイベントにも参加しながら、あるいは自治会や福祉団体の課題に耳を傾けながら、なんとか任意団体として正式に活動できるところまでくる事ができました。
ひとつの自治会、ひとつの福祉団体、ひとつの商店街ではなく、富雄地域全体が「富雄を豊かにしよう!」でつながる事で、ひとつの集まりでは出来なかったアイデアや方法が見付かるはずです。
私たちはこれから、地域に眠る様々な「得意な事・好きな事・やりたい事」を持った人材を見付け、つなげ合い、助け補い合って活動していけるプラットフォームを創ろうとしています。将来的には、得意な事でつながる新しい共助を作り上げ、住民ひとりひとりに居場所を作り、富雄地域でヒト・モノ・カネ・データがまわる、持続可能な仕組みを作る事を目標に、活動していこうと考えています。